【活動報告】ほっかいどう同窓会主催「北海道コカ・コーラボトリング札幌工場見学会」実施報告書
1.実施日時:令和元年11月30日(土)10:30~11:45
2.実施目的:本事業は、北海道大学の同窓生および在学生そして関係者の方々に、北海道の社会的重要施設等を見学してもらい、自らの知的好奇心を満足させるとともに、北海道社会が抱える問題・課題について考えてもらうこと、さらに参加者どうしの交流を図ることを目的とする。
3.参加者 :11名~同窓会会員2、校友会エルム会員(含むご家族)6、現役学生2、事務局員1
4.実施概要:北海道コカ・コーラボトリング札幌工場(札幌市清田区清田1条1丁目)の見学を行なった。
5.実施結果:
・今回の見学会は、冬期間実施していない土曜日の見学をほっかいどう同窓会の不動直樹(工S58)評議員のご厚意によって実現したものである。
・当初の予定参加者は16名(内、学生参加が7名)であったが、残念ながら5名の学生が欠席した。
・コカ・コーラは、今から133年前の1886年に米国ジョージア州アトランタの薬剤師であったジョン・ペンバートンが薬用目的として開発したもので、実際に商品になったのはエイサ・キャンドラーが1888年にコカ・コーラのビジネス権利を購入して、1894年に始めてコカ・コーラを一般飲料として販売してからである。[Wikipediaより]
・コカ・コーラ独特の“くびれ”のある瓶(コンツアー・ボトル)は、女性のボディーライン、またはこの当時流行したスカートを参考にデザインされたものといわれているが、この話は事実ではない。この特徴的な形状の瓶にした理由は、当時無数のコカ・コーラの偽物が出回ったので類似品対策として複雑な形の瓶にしたことと、暗闇で触ってもすぐにコカ・コーラとわかるようにするためである。[Wikipediaより]
・見学の最初、電光掲示板が装着された自動販売機についての説明があり、掲示板には同窓会の参加メンバーを歓迎する文字が表示されていた。またこの自販機は地震等の自然災害時、コンビニ等の店舗から飲料の購入が出来ない状況になった時には、自販機内の飲料が無料提供されるとのことである。
・今回見学した北海道コカ・コーラボトリング札幌工場は、敷地面積が10万㎡で札幌ドーム2つほどの広さの敷地にあり、北海道エリアにコカ・コーラの商品を供給するため、1960年に建設された。
・この工場では、コカ・コーラをはじめ、ジョージアの各種缶コーヒー、爽健美茶、綾鷹、ミルクコーヒーやココア飲料、等々、約200種類(ビン、缶、容量別にカウント)の商品が生産されている。
・工場には生産ラインが5本あり、従業員は200名とのこと。見学した生産ラインは「アセプティックライン」と呼ばれる無菌状態のラインで、作業をしている従業員数はたったの3人と極めて少なかった。見学時はミルクコーヒーが生産されていたが、その容器となるペットボトルは工場内で膨らませて作られており、これは容器の熱殺菌処理時間が30秒と少なくてすむことや、空の容器を運ぶと運搬経費が高くつくこと等、コスト低減のために行なっているとのことであった。設置当初、このような生産ラインは他社にはなく、北海道唯一の生産ラインであったとのこと。
・また箱詰めされた製品は、大きな倉庫(高さ:31m、奥行き:80m、横幅:100m)に収納保管(2万棚、200万箱の収納)されており、内部は無人自働化されていた。
・商品の全道配送は幸楽輸送(株)が行なっており、多い時は1日130台の大型トラックが出入りしているとのこと。
・今回の見学会は、参加人数は少なかったものの、過当競争状況にある飲料メーカーの近代的生産ラインや保管・配送システム等、通常は見ることが出来ない施設を見学することができ、参加者は十分満足することができた。
・最後に、休日にも関わらずご協力いただいた北海道コカ・コーラボトリング札幌工場の関係者の方々に感謝申し上げます。
以上
<「北海道コカ・コーラボトリング札幌工場見学会」写真>