活動報告
2025.1.21

【開催報告】北大関西同窓会 2025年1月三金会 (2025年1月17日開催)

今回の三金会は、昭和63年医学部ご卒業で酉島診療所所長の根本浩一郎さんを講師にお迎えして、「糖尿病を乗り越える~酉島診療所がお届けする「三本の矢式」世界糖尿病デーの取り組み~」というタイトルで、ご講演いただきました。
30年前の1995年1月17日、阪神淡路大震災が発生しました。この日は阪神淡路大震災を思い考える特別な日であり、会の冒頭、参加者全員で、被災者追悼の黙とうを捧げました。
根本先生から、糖尿病とはどんな病気なのか、どうやったら予防できるのか、どうやったら治療できるのか、をこれまでのご経験をもとに、詳しくわかりやすくお話しいただきました。
糖尿病は、大きく分けると、遺伝的にインスリンが作れない1型糖尿病と、生活習慣による高血糖が原因の2型糖尿病、の二つのタイプがあります。1型糖尿病は定期的なインスリンの投与が必要で、インスリンを自動分泌する方法や、iPS細胞による遺伝子治療の研究が進められています。2型糖尿病は、やはり、生活習慣の見直し、食事や適度の運動などの生活習慣の改善が、予防にも治療にも重要です。食生活では、高糖質高脂肪の食事を避けること、朝食をしっかり食べること、食物繊維をとるようにすること、運動はテニスがいいそうです。糖尿病は、網膜症、腎症、神経障害などの合併症を引き起こす怖い病気で、血糖値のコントロールは、寿命とQOLの維持に非常に重要である、と述べられました。
今回の三金会は、zoomでの参加が非常に多く、初めて現地参加の人数を上回りました。しかし、zoom配信の不具合が起こってしまいました。たいへん申し訳ありませんでした。

 

 

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