2018.6.20
【活動報告】ほっかいどう同窓会主催・北海道大学 農学研究院「研究室探訪」
ほっかいどう同窓会会員の研鑽支援、交流促進を目的とする第2回研究室探訪が6月9日(土)に行なわれ、21名の方々(うち学生10名)が参加しました。
今回は農学研究院の4つの研究室を見学しました。
①食品機能化学研究の園山研究室では、私たちの腸内に棲みついている100兆個もの腸内微生物を食品によってコントロールし、アレルギーやメタボリックシンドローム等の病気予防や健康増進を図る話や、
②植物病原学研究の増田研究室では、ゲノム編集により作製された「光るウィルス」を観察したり、ウィルス抵抗性植物の作出や低アレルゲン大豆の生産等、非常に興味深い研究の話を聞くことができました。
③また、ビークルロボティクス研究の野口研究室では、高齢化や就農人口の減少等の日本農業の課題や世界的人口増加に対する食糧増産の課題を、食糧生産システムのロボット化やICT(情報通信技術)によって解決していこうという先端的「スマート農業」の話を聞くとともに、
④最後に訪ねた遺伝繁殖学研究の高橋研究室では、実際の子宮を用いた精子移植方法や受精卵の品質向上のための培養方法等について院生が実物を見せて説明をしてくれました。
いずれの研究も“近未来農業”の姿を彷彿させるものであり、参加者はこの研究室探訪によって十分に満足することができました。